題目:現代国際関係論――理論・歴史・イシュー

到達目標:現代国際関係理論、戦後国際政治史、国際関係の分野、イシューおよびトレンドについて、基礎的な理解を持ち、国際場裏において何が発生していて、国際社会と日本が何をなすべきかについて基礎的な判断力を持てるようにすること。

授業の概要と目的:本授業は、講義形式で行われる。受講者は毎回教科書の該当部分を事前に読み、ショートコメント(400字程度の感想と疑問点)を前日までにMoodle上に提出した上で授業に臨むこと。授業では、教科書の内容を深掘りして解説し、受講者との双方向のやりとりにより思考を深めることをねらいとする。授業日程の終盤で、講師が提示する問題群から、受講者はテーマを選んで期末レポートを執筆する。レポートは論文形式とし、教科書、参考文献および教科書に示されたクロスリファレンスなどからの引用が求められる。本授業は、国際関係を理解するために不可欠な基礎理論をしっかりと押さえ、現代の国際政治の現状を読み解き、展開を見据えるため、国家、地域、非国家アクター、平和構築、人権、環境やエネルギーそして経済など、主要な分野とイシューへの理解を深める。こうした基礎の上、パワーポリティクス的な動きが増えつつある現代の国際政治を理解し、判断力を涵養することを重視する。